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神輿渡御祭である紀伊国伝統芸能が集約化されて、現在まで先人の方々のご尽力により400年近く幾多の困難な時代を乗り越えて継承されてきました。
和歌祭保存会は、昭和60年に紀州東照宮創祀以来継承する5月17日の大祭渡御行列(和歌祭)の恒久的な保存と顕彰をするとともに、多方面への啓発を目的として設立されました。
その後、平成11年に保存会に青年部が設立され和歌祭実行委員会の中核となり和歌祭の伝統継承、運営に力強く取り組み活動していただいています。
和歌山大学の米田教授の研究によりますと、「和歌祭」は天下泰平を祝し祈願する平和の祭典であり和歌浦で生まれ育まれた庶民のお祭りでもあります。
今、地域の過疎化、高齢化、少子化などにより無形民族文化財は危機的な状況にあり、無形の文化遺産は口から口への口伝であり、後継者がいなくなれば絶えてしまいます。
そんな状況の中、県や市をはじめとして多くの関係者の方々のご協力ご尽力により埋もれ、忘れられていた「和歌祭」の奉納芸能の復活や映像による記録化等にご尽力していただき多くの成果を挙げていただいています。
「和歌祭」という400年以上続く素晴らしい神輿渡御祭を今後も和歌山県の活性化の年中行事のひとつとして、欠かすことの出来ない神事として、継承していかなければなりません。
同時に、後継者の育成、資金面の確保、後援者や観客の増強など多くの課題があります。
和歌山県民の「絆」として、皆様方の心の故郷となる時代絵巻である「和歌祭」として、なお一層の皆様方のご理解、ご支援を得なければ後世に伝えていくことはできません。
今後とも「和歌祭」の伝統継承に色々な形で皆様に参加して頂きたく「和歌祭」をよろしくお願い申し上げます。
和歌祭保存会
会長 和中 美喜夫
和歌祭実行委員長の中山豊若でございます。
和歌浦生まれ育ち、和歌浦が大好きな私ではありますが、現在は実行委員長として、先輩方より代々受け継がれてきました紀州東照宮の例大祭である和歌祭の伝承とその運営に力を入れて取り組んでいます。
さて、毎年5月に開催される和歌祭は、江戸期から明治以降には日本三大祭と評されるほどの祭であり、今でも60種目あまりにもおよぶ芸能は、約1,000人近くの参加者による渡御行列で再現されており、全国にも類を見ない祭として注目を集めております。
このような伝統ある素晴らしい祭を存続することができているのは、ひとえに和歌浦を愛する地域の方々をはじめ、行政、各種団体、協賛企業、有識者、サポーター等のみなさまのご支援のおかげだと、大変感謝しております。
そして、これからは2022年に迎える和歌祭400年記念祭という一大行事に向けまして、今まで以上に魅力を感じてもらえる祭に成長させていきたいと考えているところであり、委員長就任の初年度には、近年人気を集めている「おっとっと広場」とも連携のうえ特別観覧席を新設するとともに、メディアや旅行会社を通じた魅力発信を強化することで、和歌祭を契機とした「和歌の浦」地域の活性化をめざす取り組みも行いました。
今後もこうした新たな挑戦を続けて和歌祭の魅力アップを図り、後世にもその素晴らしさを伝えつつ多くの和歌祭ファンを獲得していくことで、和歌浦はもちろんのこと、和歌山県全体を盛り上げていこうと意気込んでいる所存です。
折しも、和歌山県では、平成26年には世界遺産登録10周年を迎え、平成27年には高野山開創1200年記念祭や紀の国わかやま国体・紀の国わかやま大会が開催されるなどなど、和歌山県が全国的にも脚光を浴びるチャンスのときが訪れています。
今までみなさまの力で守り育んできた和歌祭。
このチャンスのときを活かして、今まで以上に大盛り上がりしてやりましょう!
記念すべき400年記念祭に向けて、みなさま出陣のご準備を!!!
それでは、みなさまご一緒に!「えぃえぃおー!!!!!」
〒641-0024 和歌山市和歌浦西2丁目1-20
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